|
市街地の地下空間には多くの電線管路が構築され快適な都市生活を提供しています。
しかし電線管は長い年月を経て管内面が老朽化します。
一般に地中電線管路の更新は、開削工事で施工されますが、工事公害や新設スペースの確保等の問題が発生します。
小口径管路拡大切削工法はこれらの問題を解決するために、既設地中電線管路を非開削で拡大切削し、開削工事より 低コストで短期間に更新する工法です。
|
概 要 |
|
PRMは、既設管の内部を拡大切削し、電線管路を更新する目的で開発されました。
この工法は切削機を人孔内に設置し、フレキシブルジョイントロッドの先端に取り付けた拡大切削ビットを水平ドリル装置により管内に引き込み、回転切削することにより管内面を拡大します。
切削粉はビットの冷却も兼ねた切削水によって管外に排出されます |
|
特 長 |
曲線管路に対応可能
新たに開発したフレキシブルロッドは常用3.5度、最大で7.0度の偏角を持っており、曲線管路でも施工できます。
ロッド長1m、偏角度3.5度としますと、R=16mの曲線管路に対応します。
切削効率が高い
ロッドの取り替えが容易
ロッドブレーカ、ロッドクランプによりロッドの脱着が機械化されており狭い人孔内でもロッドの交換が安全で容易にできます。
150m程度の延長距離でも可能 |
●作業手順●
|
|
- 特殊カラムを人孔内に搬入し、組み立てます
- 水平ドリル本体を人孔内に搬入します
- 特殊カラムと水平ドリルを組み合わせ、人孔に固定します
|
|
- ロッドを既設管内に挿入します
|
|
- 人口Bで、拡大切削ビットと給水ホースを取り付けます
|
|
- 水平ドリルによってビットを回転・引き込みし、拡大切削をおこないます
|
|
- ビットが機械側人孔に到達し、切削を完了します
|
|