アルティミット工法とは
推進工法は従来の開削工法に比べ、道路上の占用が少なく、工事公害の少ない工法として数多く、施工されてきました。
しかし、都市機能の発達により、地下には多くの埋設物が存在し、地上では構造物が増え作業基地の確保が難しくなりました。
このため、推進工法も長距離化・急曲線化が求められ、それらをいかに高精度・低コストで実現出来るか、また周辺環境への配慮も重視されるようになっています。
そのような問題に対応した”究極(ultimate)”の工法が、超長距離急曲線推進システムの『アルティミット工法』です。
アルティミット工法協会ホームページ:https://www.ultimate-method.jp/
これまでの直線推進工法は、距離の延長に従い増大する推進力(周面抵抗力)を克服できず、長距離推進を困難にしてきました。
曲線推進においても、接続する推進管の端部が接触して破損したり、推進管が計画曲線の外側へせり出すなどの諸問題がありました。
『アルティミット工法』はこれらの問題を「特殊拡幅リング」「アルティミット滑材注入システム(ULIS)」「曲線造成補助ジャッキ」「センプラカーブシステム」などの採用により解消し、従来の工法では困難であった超長距離・急曲線推進施工を”低推進力””高精度”で実現しています。
工法の分類(適応管径)
推 進 工 法 |
大中口径管 推進工法 |
密閉型 推進工法 |
泥水式 推進工法 |
アルティミット工法 泥水式 |
800~3,000mm |
土圧式 推進工法 | アルティミット工法 土圧式 | 1,100~5,000mm |
アルティミット工法について
特長としては、環境保全、超長距離推進、急曲線推進、高品質・高精度があげられます。これらは、機動建設工業が長年培ってきた推進技術を活かした各種システムによって裏付けられています。アルティミット工法はこれらのシステムを組み合せることによって様々な制約条件を満足させる推進施工ができます。
また、各種システムを組み合わせることにより、トータルコストダウンを実現しました。