推進管(主に鉄筋コンクリート管)の先端に掘進機を取り付け、地中を掘削しつつ、後方の油圧ジャッキで文字通り推し進めて、管を埋設する工法です。地面を掘り起こして管を設置する「開削工法」に対して「推進工法」や「シールド工法」は「非開削工法」と呼ばれています。
推進工法イメージ図
機動建設工業と推進工法
機動建設工業は、1948年(昭和23年)に日本で初めて兵庫県尼崎市内のJR軌道下にさや管を推進設置した推進工法のパイオニアです。
以来半世紀、施工延長世界一の実績と経験を積み重ねております。
こうした施工データをもとに、大口径管から小口径管まで、また土質も軟弱地盤から砂礫・岩盤層までの広範囲に対応できる推進技術の改良・開発に努めてまいりました。
推進工法の種類
機動建設工業は、下表の工法をはじめ、さまざまな工法を有しております。
推進工法 | 大中口径管推進工法 | 開放型 | 刃口推進工法 | |
密閉型 | 泥水式推進工法 | アルティミット工法 泥水方式 | ||
他の泥水式工法 | ||||
土圧式推進工法 | アルティミット工法 土圧方式 | |||
他の土圧式工法 | ||||
泥濃式推進工法 | ||||
小口径管推進工法 | 高耐荷力方式 | 泥水方式(1工程) | ||
泥土圧方式(1工程) | ||||
他の高耐荷力方式 | 推進工法イメージ図 | |||
低耐荷力方式 | ||||
鋼製さや管方式 | ||||
特殊推進工法 | 函渠推進工法 | |||
デスリップ・カーテン工法 | ||||
シールド工法 |
そのほかにも様々な施工方法に対応しております。
施工範囲
推進工法は、下水道整備とともに発展してきましたが、それだけではありません。
景観問題にともなう送電線の地中化、IT化に対応した光ファイバ網の整備、ガス・上水道など生活に欠かせないライフライン用の管渠構築。
これらもまた、推進工法の得意分野です。
近年は多くの構造物が地中に埋設され、地中も輻輳しています。機動建設工業ではみなさまの要望にお応えし、さまざまな条件の下で施工を行っております。