現場報告 No.40 広野配水場(T期工事)の完成報告

担当部所−PC本部

 1.はじめに
 広野配水場は、市上水道として昭和40年に供用開始され、以降40年余りが経過しました。この間に、施設の老朽化による機能の低下がみられ、また水需要の急増に対して段階的に施設の整備・拡張が実施されてきたため維持管理上の支障も生じてきました。
 本事業はこの施設の整備を行うことにより、給水の安定、安全の確保並びに維持管理性の向上を図るものです。当配水場の現在の給水エリアは、広野ほぼ全域と自由が丘地区の一部で、約2,800戸で日量2,700m3を供給しています。
(別図参照)


広野配水場 配水区域図
広野配水場 配水区域図

 2.工事概要
工事名:広野配水場整備工事

所在地:三木市志染町広野3丁目地内

施設概要

(1)PC角形配水池 1池
   構造形式 プレストレストコンクリート造
  有効容量  V=670m3
  内  寸   L=19.0m×9.0m
  有効水深  W=4.0m(H.W.L.+137.90 L.W.L+133.90)

(2)場内配管工事
  流入管布設工事  DKφ30O L=12.6m
               DKφ20O L= 2.6m
  流出管布設工事  DKφ25O L=10.3m
   排水管布設工事 DKφ150 L=18.3m

(3)場内整備工事  1式

(4)場外整備工事  1式

完成写真
完成写真

 3.工事内容
 本施設整備工事では給水停止は困難であるため、施工は既存施設を稼働しつつ段階的に進める必要があり、建設時期が二期に分けられました。また、施設の位置計画においても制約がありましたが、利用可能なスペースを確保しつつ、完成時において良好な維持管理が行えるように施設位置が計画されました。具体的には、劣化が進んでいる既設パネル水槽の撤去と新設が最優先されるため、 このたびの「一期工事」では、撤去スペ−スに、有効容量670m3、有効水深4mの配水池を 建設しました。

 新設した配水池の特長は、施工性、工期短縮、耐久性およびコストを勘案し、水槽壁面パネル 部は工場製作で縦方向にPC鋼棒で緊張し、現地で組立後、さらに横方向にPCケ−ブルで緊張した、 いわゆるプレストレストコンクリ−ト造りの角型配水池で、震災以降見直された耐震設計指針に 適合したものであります。
底版工
底版工

プレキャストパネル組立工
プレキャストパネル組立工
屋根工
屋根工
プレキャストパネル製作工(工場製作)
プレキャストパネル製作工(工場製作)

 「二期工事」では、まず、今回新設した配水池に仮設ポンプ、薬品注入設備や電気操作盤を設け、 給水を行いつつ既設構造物の解体を行います。つぎに、維持管理が最も頻繁なポンプ棟と配水池 および現状の水質問題に対する付加設備を、完成後のメンテナンスが容易な場所に配置します。
そして、場内整備工事までを来年度(18年度)完成に向け建設を予定しております。

(注)プレストレストコンクリート(PC)とは、ピアノ線等の特殊鋼に引張力を与え、 あらかじめコンクリー卜部材に圧縮力として導入し、荷重によって生じる引張応力の 一部を打消して大きな荷重に耐えるようにしたものです。

PC緊張工
PC緊張工
内面防水工
内面防水工