No.20 一般府道本堂高井田線 橋梁上部工事−PC橋梁

担当部所−土木本部PC工事部
担当者−能登正志

  • 工 事 名:一般府道本堂高井田線 橋梁上部工事
  • 企 業 者:大阪府八尾土木事務所
  • 工事場所:大阪府柏原市雁多尾畑地内
  • 工  期:(自)1998年7月 9日
  • (至)1999年1月29日
  • 横  長:37.6m
  • 幅  員:7〜8m
  • 桁  高:2m
  • 型  式:ポステンPC単純箱桁橋
  • 荷  重:B活荷重
  • 工  法:フレシネー工法
御座峰橋1

本工事は大阪府柏原市の山間部、葡萄畑に囲まれた、景色の美しい所に現場があります。
 作業初日から台風7号に襲われ、半日で作業中止となり、その後も1ヶ月くらい雨ガッパ着用の日々が続きました。しかしコンクリート打設を仕始める頃には、晴れた日が続くようになり、順調に工事が進みました。本工事を施工するに当たり、問題となる点は次の2点でした。

  1. 桁下が急斜面である上、1部に石積もあり障害物となるため、枠組支保工で施工することができない。
  2. 作業ヤード、材料置場がほとんど無い。

1.に関しては、支柱を建てH鋼の梁を架設するタイプの支保工を採用することにより対応しました。
 また、近くに土砂の置場が無く、その上、橋梁完成後には桁下に重機を使用するのは困難でありました。 そこで、地形の復旧は最小限で済むようにしようと、地形に合った支保工としました。 その結果、支柱の位置や形状がそれぞれ異なり複雑で、また、H鋼の梁の高さを地形の一番高いところに合わせたので、橋梁本体下との間が狭くなり、組立作業がやりづらい支保工になってしまいました。 しかし、組んでしまえば、支保工の役割を十分果たし、無事施工することが出来ました。
 H鋼の梁の解体時、これまではクレーンと滑車を使って桁下から引き出していました。 しかし、その方法ではうまく滑らずに、平行移動してこない場合もあったりと、危険で手間のかかる作業となります。 そこで、本工事では横取り装置というものを使用してみました。構造は、ジャッキの下に車輪がついているだけの簡単なものです。 そのジャッキでH鋼を少し浮かし、車輪で運ぶという方法で、1時間程で48本もあった主梁をすべて解体することができました。
 次に2.の作業ヤード、材料置場が無いという問題については次のように考えました。

場所が無いなら無駄な物を置かなければ良い。

資材は使用直前に搬入し、搬入したらすぐ使用し、解体すればすぐに返す。

それには工程管理をしっかりやれば良い。
資材が必要となる日数を正確に判断するためには、綿密な工程と施工計画を立て、それを守ることが重要となります。本工事は比較的規模が小さいので全体に目が行き届きやすくまた大阪での工事なので資材も揃えやすいという面もありますが、工程管理はかなり上手に出来たと思っています。作業ヤードが狭い事がかえってよかったかも知れません。
 おかげで、夜間作業や日曜日の作業もせずに約3ヶ月間という期間で工事を完了し、1999年2月9日に無事竣工検査を終えることができました。
御座峰橋2