No.16 φ2400×513m土圧式推進工法

担当部所−高松事務所
担 当 者−白川 隆明

 工事概要
  • 工 事 名:香西第一雨水幹線工事(1工区)
  • 企 業 者:高松市下水道建設課
  • 工事内容:3スパン
  • φ2400mm× 49.42m
  • φ2400mm×167.40m
  • φ2400mm×513.08m
シールド前にて
施工場所は南北方向に通っている市道「香西・東隣港線」(道路巾8.0m)沿いで、道路両側には商店、スーパー、マンションが建ち並び、その裏側には住宅が密集しています。この路線より北方200mで香西港となり海に面しており、東方約200mには本津川の河口部、東方約1.5kmには香東川河口部があります。従って、推進区間の地質は香東川の氾濫域にあることから、φ200〜φ500の玉石が点在するよく締まった礫層となっています。施工計画時、特に検討を要した事項は次の2点でした。

1.交通量の多い市道での工事であるため、昼夜を問わず、立坑は完全覆工で、その中での工事となります。従ってクレーン設備として立坑内に天井クレーンを設置し、地上には橋型クレーンを設置することとしました。又掘進機、推進管の横移動用とずりバケットの横移動用の2基の電動トラバーサーを設置することとしました。

2.推進力の検討
 滑材注入による推力低減率70%を見込み、総推力6,000tfで計画しました。これにより、中押装置(1600t装置)を1箇所増設して3箇所設置することとしました。なお、元押設備は2,000tfを設置しました。
 ただし、長距離推進における日進量の低下を押さえる手段として、中押装置を使用しないで元押装置だけで推進することが有効な方法だと考え、当現場では自動滑材注入装置を導入し、出来るかぎり元押装置で推進する事を最大の目標として、元請、我社及び協力業者共々一緒になって工事に取り組みました。以下に滑材注入量、日進量及び推進力の実績を報告します。

滑材注入量 (実績) 208,800L
(設計) 269×513.08=137,997L
推 進 力 (実績) 最大推力1,020t
(当初) 6,000t
日 進 量 (実績) 513.08/51.5日=9.96m
(当初) 6.0m

 あとがき
実績報告内容で判る様にすこぶる順調に工事完了しました。あらためて滑材の効果を認識すると共に、自動滑材注入装置を導入して良かったなあと思います。最後になりますが本社技術開発部の方々をはじめ多くの方の協力のおかげだと思います。ここにお礼申し上げます。